みんなで歩けば道になる                              ~わかちあい・まなびあい・はたらきかけ~

歴史を少し触れますと、日本の精神保健家族会は、1960年ごろの病院家族会から始まり、全国組織として「全国精神障害者家族会連合会(ぜんかれん)」が結成されます。

昭和40年に精神衛生法の改正により、保健所が地域における精神保健行政の第一線機関として位置づけられ、相談や訪問指導を強化することになったこともあり、保健所を拠点に地域家族会が設立されました。

山口県でも次々と家族会ができ「徳山地区精神保健家族会」も昭和54年に設立されました。

 

家族会活動には「わかちあい」「まなびあい」「はたらきかけ」という

3つの柱があります。

 

わかちあい

同じ悩みを持つ仲間がいることを知り交流をする。

まなびあい

家族が疾患に対する知識や活用できるサービスを知る。

はたらきかけ

地域住民への啓発活動や関係機関への要望など、社会に向かって発言や行動をする。

 

特に大事な活動は「わかちあい」にあります。

家族会は自助グループです。

家族同士が援助したり、援助されることで、力を獲得(エンパワメント)して、自分を変える力を得ることができます。

そして、その力を使って、社会に働きかけ、社会を変えていく運動を行っていったのです。

みんなで歩けば道になる                        ~精神保健家族会の原点~

ここに一冊の本があります。

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これは、財団法人全国精神障害者家族会連合会が発行しているもので、家族会のなりたちや活動などのあゆみが乗せられています。

冒頭にこのような記述があります。

「かつて精神障害者は座敷牢に閉じこめられ、人間扱いされない時代があった。それは人間の尊厳に対する著しい冒瀆であった。精神障害者というだけで、本人とその家族は偏見の目で見られ、また社会的にも制度的にも差別を受け続けてきた。多くの病者、家族が苦渋の生活の中に生き、ある者は苦しみに耐えかねて自らの命を絶った。その苦しみは同じ悩みを持ったものでなくてはわからない苦悩でもある。我々家族会の歴史をふりかえるとき、この苦悩を抜きに語ることはできない。なぜなら、こうした苦しみや悲しみこそが家族会運動の原点にあるからである。」

(財)全国精神障害者家族会連合会発行 みんなで歩けば道になる -全家連30年のあゆみ-より引用)

これを目にした時、大きな衝撃を覚えました。

きっと全国各地で、当事者と家族の思いが集まり、やむにやまれず出来たものであったのだと・・・

徳山地区精神保健家族会も、その一つでした。

これまでの歩みを記す

  最近さわやか工房のなりたちや精神保健家族会の存在など、

昔を知る人が少なくなってきたと感じることが多くなってきました。

  どこかの時点でまとめて残しておかないと、いつか誰も知る人がい

くなってしまうかもしれない・・・

  そんな気持ちが高まり、皆さまに是非知っていただたく、

今回この場を使って、その歩みを綴っていこうと思っています。

  どうぞ、お楽しみに!